Modern Times
モダン タイムス
よいもののエッセンスを掛け合わせる
ハイブリッドスタイルのビール。
最後の夜に訪れたのは、すみずみまでブランディングされていて中々オシャレなModern Times。日が完全に沈んでいて暗がりだったのですが、何だか怪しい倉庫街のようなエリアにそのテイスティングルームはひっそりとありました。
特に看板のようなものもなく、本当にこの場所なのか?と思いきや、大きな窓からWEBでみたあのモザイクを確認。場所特定です。ドアをくぐると壁一面の例のマイケル & バブルスのモザイクが出迎えてくれます。圧巻です!
ストーンでSNS担当をしていたジェコブ・マッキーン Jacob McKean、同じくストーンでグラフィックデザイナーをしていたエイミー・クローン Amy Kroneのふたりをはじめ弁護士、非凡なるブルワーたち、不動産屋、建築家からなる面々が、ビールで楽園体験できるブルワリーを作りたい、という思いで集まったそうです。資金調達にクラウドファンディングサービス「キックスターター」を利用し醸造所としてはこれまでの最高額の資金調達に成功し、2013年よりブルワリーをスタートさせました。
ブルーイングチームはブルー マスターに元カール ストラウス/ ロスト コースト Karl Strauss/Lost Coast のマット・ウォルシュ Matt Walsh、そして モンキー パウの設立時からのブルワーであった デレク・フリーズ Derek Freese、元バラスト ポイントで、あのスパイシーで個性的なポーター インドラ クンドラ「 Indra Kunindra」 のレシピを書いた アレックス・トウィート Alex Tweet という強者が揃いました。
ブルワリー名は1860年ロードアイランドに作られた楽園思想コミュニティの名前から。ビール体験はユートピアを体験するようなものだから。映画『ドクター・モローの島』のモロー博士のように既存のカテゴリーのよいところをマッシュアップして新しいものを造り出すハイブリッドスタイルのビールを目指す、というだけあってブルワリーには野生のワイン酵母ブレタノマイセス専用のタンクも持つといい今後の展開もとても楽しみです。サンディエゴのクラフトビール カルチャーの中心地といわれているノースパークにも新しいテイスティングルーム FLAVORDOME がオープン。こちらもいつか行ってみたいです。
フレッシュな一杯にシティ オブ ザ サン「City of the Sun」をたのみ、飲みつつInstagramにアップするとすかさずフォロワーさんからご丁寧に「That bartender is a good dude」とレスが(笑) 最後にボトルのオーロラ「Aurora」でフィニッシュです。
Tシャツや靴下などのグッズ、ボトリングされたビールのほか自家焙煎のコーヒーも販売してたので、お土産に買ってみましたが、こちらもとても美味しかったです。