STONE
ストーン
悪魔の瓶ラベルで衝撃的に登場、
今やアメリカのクラフトシーンのトップランナー。
悪魔が不敵に見つめるラベルで西海岸のIPAの知名度を一気に高め、最も成功しているといわれるBrewery、それがストーン。
泣く子も黙る成長ぶりで、サンディエゴのストーン工場は他の追随を許さないスケールのデカさ。入り口はさながらアミューズメントパークのようでした。その内部にはなんともオシャレなレストラン。オープンエアーのスペースから先は、完璧なアメリカンガーデンが広がっています。公園にはビールをそのまま持ち込み散歩することができ、いたるところに設けられたベンチで緑を眺めながら、新鮮な空気とビールを体に流し込むことが出来るのです。うーん、ここで暮らしたい。
ストーンは1996年に設立。ワシントンのピラミッド ブルワリーにいたスティーブ・ワグナー(Steave Wagner)とクラフトビール好きだったグレッグ・コッチ (Greg Koch)がカリフォルニア大学デービス校の「Sensory Evaluation of Beer」クラスで出会い意気投合し、スタートしました。
ある日グレッグは、このブルワリーのデビュー作となるべきペールエールをさっそく試作。しかし味見をしてみると…あまりの苦さにがっかり。ホップの量を間違ってしまったのです。ところが相棒のスティーブは、これを「今まで飲んだ中で最高だよ!」と褒めたたえました。そうして発売されたのが「アロガント バスタード エール」。フルーツの香りとパンチのあるホップのキレが口の中で調和した時のインパクトは鮮烈。悪魔が挑戦的な目つきでこちらを見る強烈なラベルとともに、話題を呼ぶこととなりました。今では、通年商品、季節限定商品、限定商品、コラボ商品、少量生産商品などなど、リリースされるビールの数もトップクラスです。
快進撃を続け、西海岸のクラフトシーンを牽引するストーン。2006年には、今回訪れたこのビストロをサンディエゴ北のエスコンディドに、2011年には農場体験ができるファームをオープンさせていました。(*2016年3月 Closed) しかし、今年2016年には、アメリカン クラフトビールのブルワリーでは初のベルリン進出・オープンが決定。これは快挙ですね!!!
また、サンディエゴ国際空港にもPubを出店しており帰国直前までストーンを楽しむこともできるようになっています。ボトルコーナーでは、タイミングがよければ「Enjoy by IPA *賞味期限が製造日からわずか35日間というモンスターIPA」 を買うこともできるんですよ!(*2014年11月時点)