ビッグダディIPAで知られる
禁酒法時代の暗黒街がイメージのブルワリー。
サンフランシスコに到着した夜は、Mikkeller BarやBeer Hallを訪問し、嬉しさのあまりかなりのペースで美味しいビール達をゴクゴクいただきました。旨さひとしお。海外の空気、いいですよね〜。
Tap room巡りを始めるならまずはここ、ということで行ってきました。サンフランの中心部から路線バスに揺られて約30分、スピークイージーです。出迎えてくれたのはなんとも見覚えのあるあのギョロ目。
実はスピークイージーという名前は、禁酒法時代の不法酒場「Speakeasy」からとったもの。店の入り口には禁酒法時代を思わせる、外を確認するための覗き窓が付いていて、そこから見える「目」があのマークというわけ。
店内もその時代をフィーチャーしていて、独特の雰囲気があります!スタッフはピストル…ではなく、見事なタップさばき。お店側だけでなく、ファンも「ザ モブ(ギャング)」なんて呼ばれて一緒に悪戯気分!でも、スタッフはとってもフレンドリーでいい感じ、旅の趣旨や私のInstagramを見ながら話していると 「まぁ、とりあえずお呑みなさいよ♪」とテイスターが登場。最後にはボトリングしたてのButchertownを一杯ご馳走していただきました!ステッカーやバッジまでプレゼントしてもらい、いいお店です!
西海岸のIPAが注目されはじめた1997年、フォレスト・グレイ(Forest Gray)とその仲間たちがサンフランシスコでも寂れたエリア、ブッチャータウンのウェアハウスを改修し、スピークイージーをスタートさせました。
西海岸らしいホップ感溢れる味わいはすぐに人気に。ホップの芳香かぐわしいアンバーエールの「プロイビション エールProhibition Ale」から始まり、今では初の缶入りSession 47シリーズなど数々のクラフトを醸造しています。
なかでも「ビッグダディ IPA Big Daddy IPA」は、サンフランシスコにおけるベストセラーのひとつとしてあまりにも有名。ウェストコートならではのホップ3種を使い、ペールエールモルト、ミュンヘン産モルトのバランスもよく、シトラス、グレープフルーツの香りを持つユニークなIPAとなっています。