焼きラクレットとバナナハニー
あたためたチーズを甘いバナナにかけて。マンチーです!
材料
- ラクレット
- バナナ
- バター
- 蜂蜜
- シナモンパウダー
作り方
- Step.1バナナをスライスして、スパイスを振り、バターで軽く炒めます。
- Step.2お皿に盛り付け蜂蜜をかけておきます。
- Step.3ラクレットをフライパンで溶かす。溶けた部分をナイフで削いでハニーバナナにかけていただきます。
あたためたチーズを甘いバナナにかけて。マンチーです!
まろやかなフルムダンベールは 甘めのドライフルーツと。
グレービーとチーズが絡みつく。食べた後の指先も美味しいです。
レシピ説明
ワインだったら白、ビールだったら何に合わせて楽しみますか。
セラーメーカー
スピークイージーの、気さくでセクシーなスタッフに「おすすめのブルワリーは?」と尋ねて訪れたのが、ここセラーメーカー。ここは全くノーチェック…というかこの時は知りませんでした!
どうやらこの醸造所で人気なのは、「Batch 1 Porter」というグッドバランス!な英国風ポーターと、「Hop Slangin’ IPA」というセレイアホップ(スロベニア産)の野生的でシトラスな風味のビールらしいのですが、残念なことにこの日のラインナップにはどちらもなし。
カウンターに行って、「ホッピーでジューシーなのが飲みたいんだよ~」とオススメを訊くと、「今日はDouble Dobisよ!絶対飲まなきゃダメよ!」とのこと。ならそれで。と、ダブドビってみました。
まず見た目に驚き。ザ アンフィルタード。白い…なんと濁り酒?なんだか可愛いぞ。しかし見た目の可愛さとは裏腹に、飲んだ瞬間舌と鼻に突き抜けるアロマのパワフルこと!なのに雑味も嫌みもない。フルーティーでジューシーでホッピー!ヤバイやつに出会ってしまいました。笑顔とともに出た一言が「うっま!なにこれ!」Double Dobisの魅力に完全にKOされてしまい、気付けばなんと「Double Dobis」は4杯目に突入…。本当にいいもの飲ませていただきました。
セラーメーカーは、ティム・シャシャ(Tim Sciascia)、コナー・ケイシー( Connor Casey)ら4人が立ち上げたブルワリー。彼らはサンフランの北部にあるマリン ブルーイング(Marin Brewing)で働いていたのですが、「本当に飲みたいと思う、思わせる価値あるビールを作ること」を目標にセラーメーカーを立ち上げたのです。大量生産はせず、少しずつ良いものを作る。初心忘れるべからず!な醸造所。うーん、だからこんなに美味しいし、地元の人も称賛しているのですね。
千鳥足でトイレへ向かうその途中、ガラスごしに彼らのコンパクトな醸造施設を見ることができました。壁には今仕込んでいるビールの名前がしっかりと書いてありました。ここで作ったものをすぐさまここで飲んでいるんだなあという幸せをまたかみしめました。トイレから戻ったら、もう一杯!
ロシアン リバー
ロシアン リバーは、醸造所が建つサンタローザのさらに北を流れる「Russian River」という川の名前に由来しています。
鮮度や温度管理のこだわりからカリフォルニア近辺でしか販売しないので、日本では商品が入手困難となっている伝説のBreweryです。
車を飛ばしてはるばるサンタローザの静かな田舎町まで行ってみると、昼間からファンの人でごった返し、外まで溢れてそこだけ異様!伝説は本当だったようです。アメリカンサイズのバウンサーさんから手にスタンプを押され、待望!のプライニー ザ エルダー「Priny the elder」に舌鼓を打ちつつ順番待ちをしていると、スタッフが声をかけてくれます。こんなに沢山人がいるのになるべく早く席を探そうとしてくれたり、旅行者にも本当にフレンドリーで優しい!こんな心遣いが、ビールだけでなくここの人気の理由のようです。
無事に店内に入り、色々楽しめるSamplerとピザを注文。昼食をとるためにここへ来ている家族連れもたくさんいるなかで、ピザと絶品ビールをいただき、まるで地元のひとりになったような気分でした。その後もお腹がはち切れるほどビールをいただき、本当に最高な午後となりました。締めの一杯は、Row 2, Hill 56でフィニッシュ!
ヴィニー・シルーゾ (Vinnie Cilurzo)は南カリフォルニア テメキュラ (Temecula)のワイン醸造一家に生まれましたが、ビールに魅了され、1994年ブラインドピッグ ブルーイング(Blind Pig Brewing)を設立。オークの上で9ヶ月寝かせたとびきり苦い「イノーギュラル エール Inaugural Ale 」はダブルIPA革命のきっかけとなりました。
1997年、ロシアン リバーに移ってから作った「ロシアン リバーIPA」を、さらにグレードアップした「プライニー ザ エルダー」は、「イノーギュラル エール」の精神を引き継ぎロシアン リバーのフラッグシップアイテムになりました。元ワイン醸造家ならではの経験を活かしたファンキーな発想で、ビールをワイン樽で発酵させるIPAコンセクレーションなどを発表。カリフォルニアで最も注目されるブルワーです。The Brewer‘s Association Russell Schehrer Award For Innovation in Craft Brewing in 2008 「2008年 醸造家協会 ラッセルシェーラー賞 クラフトブルーイング発明賞」受賞。妹のシェナンはワイナリー ツイスト ワイン カンパニーをオレゴンで経営しています。
ラグニタス
ロシアン リバーから少し南、ペタルマ(Petaluma)という町にあるのが、こちらも有名なラグニタス。予定では同じ日にどちらのBreweryも廻るつもりだったのが、ロシアン リバーで飲み過ぎてしまい予定変更、訪れたのは翌日になってしまいました。
ティファニーならぬラグニタスで朝食を!なんて、変に聞こえるかもしれませんが、ロシアン リバーと同様、こちらも地元に愛され、家族連れが当たり前に食事とビールを楽しんでいます。
広々とした芝生の敷地内に設けられたオープンスペースでは、カリフォルニアの高々と突き抜ける空がビールの旨さを引き立てて、二日酔いも吹き飛ぶよう。
気が向いたら室内のバーカウンターで飲んでもよし、ラグニタスのお土産コーナーでTシャツやサングラスを物色するもよし、醸造所を見せてくれるツアーに参加してもよし。ここで一日過ごせてしまいそうな、温かくてハッピーなところでした。
ツアーのガイドさんによると、実はロゴとなっているテリア犬にはあまり深い意味や由来はないのだそう!そんな深く考えない気軽さも、ロックの異才フランク・ザッパのアルバム名を冠したトリビュート ビールを発売したりするところも、西海岸の自由さを体現しているブルワリーなのですね。
ペタルマという町は、サンフランシスコの北65kmに位置し、元々ワインで有名なソノマ地域にあります。
1993年頃、ここに住んでいた仲間たちが、ビールを作りたいという思いを抑えきれず始まったのがラグニタス。シカゴやセントルイスなど、各地から来ていたメンバーたちは漠然と考えました。「ホップホップしたがぶ飲みビールもいいけどもっと大きな使命感を果たせるようなもの……。」彼らは模索しながら「ラグニタスIPA」、「マクシマス」、「ピルスナー」とヒット連発。特に「ラグニタス マキシマス」はダブルIPAの初期のスタイルを顕著に表すものとして知られ、ラグニタスは最も成功したマイクロ ブルワリーのひとつといわれています。
先日、オランダの大手ハイネケンが株式の50%を取得したというニュースが届きましたが、これまでとかわらないBreweryであってほしいです。
ファイヤーストーン ウォーカー
ラグニタスがあるペタルマから大移動!ハイウェイを4時間ほど南下して到着したのが、パソロブレス(Paso Robles)という町です。ここにあるブルワリーといえば、そう、ライオンとクマのエンブレムの、ファイヤーストーン。
ファイヤー ストーンという名前は、創始者デヴィッド・ウォーカー(David Walker)とアダム・ファイヤーストーン(Adam Firestone)のからきています。
このふたりは、ワイナリー一家の義理の兄弟という間柄。ビール談義が高じてついに一緒にビールを作ることになり、デヴィッドをライオン、アダムをクマとしてロゴマークに登場させ、ファイヤー ストーンを立ち上げました。
ふたりはシャルドネ樽の中でビールを熟成させようと発想、英国のバートン システムを取り入れたファイヤーストーン ユニオン システムで、木の樽の中で発酵を管理しました。この方法で作る「ユニオンジャックIPA」が有名で、フルーティな香りとキャラメルのような甘みが特徴です。
他にも、軽くて口当たりがよい「805ブロンドエール」。「ダブル・バレル・エール」はオークとヴァニラの香り。濃厚なのにすっきりとした味わいにシトラス風味のホップとスパイシーな木のタンニンが重なります。
到着したのが夜だったのが幸い、あのライオンとクマのエンブレムがネオンで輝き、出迎えてくれました。天井の高い広々とした店内は、巨大なビア レストラン。レールを流れてくるビールを演出した内装や、壁に展示されたファイヤー ストーンの歴史を見ながら、「Pale31」をゴクリ、その後、飲みたかったフレッシュな「WOOKEY JACK」をいただきます。長旅の疲れを最高に癒してくれるこのクラフト達!来て良かったー!と思えてしまいます。
最後にボリューム満点の甘々デザートをいただいて、ここでもお土産コーナーにうきうきしつつ、本日は終了!
ホテルへ向かう途中ですが、お膝元のガソリンスタンドでも普通にFirestoneのラインナップがズラリと!最高ですね!
ザ ブルーリー
サンフランシスコよりロサンゼルス寄り、オレンジカウンティのプラセンティアというところに、ザ ブルーリーはあります。
ザ ブルーリーは、ベルギービールに着想を得て、アメリカ独自のものに発展させた新しいビール作りをする醸造所として知られています。
その日ザ・ブルーリーに到着したのは、夕日が空を赤く染め始めた頃…つまり午後五時ちょっと前。夜飲みというにはちょっと早いかなんて思いつつ、いつも通りのれんをぐぐると、そこには他とはちょっと違ったシステムが。
実はこのザ・ブルーリー、ブルーリー愛好メンバーをとても大切にしている醸造所。そのメンバーだけにビールを提供する時間帯(16:00~17:00)が設けられていて、五時を過ぎるまでの15分くらいお預けを食らってしまいました。こちらにはメンバーだけの特別メニューもあったり、注文はシートに記入したりと、ちょっと戸惑いますが、ようやくいただくことができた「Sour in the Rye with Kumquats」の旨さにはやっぱり感嘆してしまうのでした。
さらに、恵まれない人たちへ渡される「缶詰」を持参すると飲むことができる特別ビールを用意しているというユニークなチャリティも行っていました。もし缶詰を持ってなかったら、近くの大通りに面したリカーストアに行けばキャンベル缶詰が買えるのでご心配なく。と、これも経験談。
ザ・ブルーリーは、ビールはもちろん、色んな面で志の高いブルワリーであるようです。少し空気が違います。
趣味でビールの自家醸造をしながらチャップマン大学ロースクールで法律家になる勉強をしていたパトリック・ルー (Patrick Rue)が、大学卒業後の2008年、家族や友達とともにザ・ブルーリーを立ち上げました。
コリアンダーやオレンジピールで味付けされたベルギー・スタイルにラベンダーを加えた「オーチャード ホワイト」(Orchard White)。それから、市場で急成長している瓶内熟成タイプの「セゾン リュー」 ( Saison Ru )が高い評価を受けています。「セゾン リュー」は、ベルギーの「デュポン アヴェック レ ヴォン・ヴュー」(Dupont Avec Les Bons Voeux)の大ファンで、ブレタノマイセス酵母好きというパトリック本人の好みが最も反映されている、冒険的な一品とも言われています。※2016年現在「セゾン リュー」をはじめとするサワービールは、彼らの新たなサワー系ブランド、The Breuey Terreux 「ザ ブルーリー テルー」で醸造、管理されているそうです。