Tips for Drinking Craft Beer Better
よりおいしくビールを飲むためのTIPS
温度、グラスのタイプ、グラスの洗い方、レージングについてベリー・クラフトが解説します。
Temperature温度
ビールは種類によって
おいしさが引き立つ温度が異なります。
日本の大手のビールはラガー(下面発酵)が多いので、一般的にビールを冷やす場合には3~7度と言われてますが、種類も豊富なクラフトビールの場合は少し異なります。淡色エール、黒ビールは5~7度、アンバーエールやIPAなどの琥珀色のビールは8〜12度、スタウトやポーターなどの色の濃いエールは12~14度、高アルコールのエールは14~16度と最適温度は多様なのです。なんでもかんでも冷やせばよい、というわけではないんですね。とは言えお好みは十人十色なので、飲む少し前に取り出して温度を調節してみたりするだけでも味わいの広さを感じられます。
Glassグラス
タイプ別 ビールがおいしくなるグラスの選び方。
温度の次に気をつけたいのは、グラスのスタイルです。ラガーだけでなくペールエールやIPA、ヴァイツェンなど、様々なタイプによって全く味わいが異なるビール。その持ち味に合ったグラスでいただくことで印象がちがってきます。
ベルギービール デュベルなどには花の蕾のようなチューリップ型のグラスを合わせることは知られています、これは丸くふくらむお尻にアロマを閉じ込めて逃がさないからです。透明感のある淡色が美しいピルスナーには薄手で細長シルエットの背が高いピルスナーグラスを合わせましょう。
IPAには脚部の波線によりグラスを傾けるたびに泡が生まれる専用グラスを。黒ビール スタウトの場合はその専用グラスの飲み口はボディに比べて狭くなっています。これは口に運んだ時に液体だけが流れ込んでくるためのデザインです。ヴァイツェンには色の濃淡を楽しめる背が高いグラスを合わせて。
How to Wash Your Glassグラスの洗い方
グラスの洗い方
ビールグラスを洗う。その時に気をつけたいのはグラス専用のスポンジで洗うことです。食後の器を洗うスポンジには意外と油分が残っているものです。油のついたスポンジ洗ってもグラスには洗剤や油脂が残ってしまい、ビールの泡は早く消えてしまうのです。洗った後も自然乾燥がベターです。布地や�iフキンでふくとかえって脂分やほこりがグラスについてしまうかもしれないからです。
グラスが綺麗に洗えているかどうかは、ビールを飲んだ後のグラスを見ればわかります。ブラスに規則的な泡の線が残る「レーシング」という現象が起こるのは、綺麗に洗えていた証拠です。自宅で飲む時だけでなく、お店で飲む時にもチェックしてみると面白いかもしれません。