PIZZA PORT
ピザ ポート
ピザとチキンウィングと太平洋と
600種のビールが待っている!
サンディエゴの北、カールスバッド。次なる目的地は、ヤシの木が立ち並ぶ明るい港町に静かに佇む小さなブルーパブ。かの有名なピザ ポートです。
ここのフレッシュなスワミーズIPA 「Swami’s IPA」が飲みたくて、ついにやってきてしまいました!「スワミーズIPA」はカスケード、センテニアル、ガレナという3種類のホップを使った柑橘類を思わせる香りの古典的なウェストコーストIPA。そのお味は…もうご存知ですよね!
店の壁にビアボトルの絵が描いてあったり、店内にサーフボードや信号機が浮かんでいたり、陽気な遊び心がいっぱいのピザ ポートは、日本でビールを飲みながら抱いていたイメージそのままでした。訪れてみるとやはり地元の人、この日は特に熟年のおじさんたちが多く、ビールとピザを片手に商談をしたり、ただゆったり「いつもの時間」を過ごしたりしていました。方や同じ店内の見えるところでビールを醸造しているのです。ここは本当にブルワリーなのだなと再認識しつつ、一方こちらもお目当てのレースウェイIPA 「 Raceway IPA」を飲みながら時を忘れていると、なんと店内放送で名前を呼ばれます。注文していたピザが焼き上がったお知らせのようです。ビール以外にも、なんとも心躍る楽しいエクスペリエンスが満載なピザ ポートでした。
ピザ ポート ブルーイングのはじまりは1987年。ジナとヴィンスが(Gina & Vince Marsaglia)が小さなピザ店を買ったことに始まります。ピザとチキンウィングのシンプルなメニューを少しサンディエゴ風にアレンジして売り出すと、たちまち店は大繁盛。話題の店になってゆきました。
趣味で自家醸造を楽しんでいたヴィンスは、1992年にこのピザ店をブルーパブにすることを決意。2008年、カールスバド店の隣に600種のクラフトビールを置くプレミアムボトルショップをオープンし、2009年にこの店がグレート アメリカン ビール フェスティバル「Great American Beer Festival」でビッグ ブルーパブ賞受賞。しだいに世界最高峰のブルーパブといわれるほどに成長しました。「スワミーズIPA」を作り、数々の受賞をもたらしたブルーマスターのジェフ・バグビーはその後独立し、現在はMike Aubuchonがヘッド ブルワーとなっています。
ここもまた時間の流れ方が最高に良い場所なので、訪れる際は少し長めに時間を取っておくとより楽しめること間違いなしです!