LAGUNITAS
ラグニタス
音楽とビールLOVE。
作り手の温かさが伝わるビア コミュニティ。
ロシアン リバーから少し南、ペタルマ(Petaluma)という町にあるのが、こちらも有名なラグニタス。予定では同じ日にどちらのBreweryも廻るつもりだったのが、ロシアン リバーで飲み過ぎてしまい予定変更、訪れたのは翌日になってしまいました。
ティファニーならぬラグニタスで朝食を!なんて、変に聞こえるかもしれませんが、ロシアン リバーと同様、こちらも地元に愛され、家族連れが当たり前に食事とビールを楽しんでいます。
広々とした芝生の敷地内に設けられたオープンスペースでは、カリフォルニアの高々と突き抜ける空がビールの旨さを引き立てて、二日酔いも吹き飛ぶよう。
気が向いたら室内のバーカウンターで飲んでもよし、ラグニタスのお土産コーナーでTシャツやサングラスを物色するもよし、醸造所を見せてくれるツアーに参加してもよし。ここで一日過ごせてしまいそうな、温かくてハッピーなところでした。
ツアーのガイドさんによると、実はロゴとなっているテリア犬にはあまり深い意味や由来はないのだそう!そんな深く考えない気軽さも、ロックの異才フランク・ザッパのアルバム名を冠したトリビュート ビールを発売したりするところも、西海岸の自由さを体現しているブルワリーなのですね。
ペタルマという町は、サンフランシスコの北65kmに位置し、元々ワインで有名なソノマ地域にあります。
1993年頃、ここに住んでいた仲間たちが、ビールを作りたいという思いを抑えきれず始まったのがラグニタス。シカゴやセントルイスなど、各地から来ていたメンバーたちは漠然と考えました。「ホップホップしたがぶ飲みビールもいいけどもっと大きな使命感を果たせるようなもの……。」彼らは模索しながら「ラグニタスIPA」、「マクシマス」、「ピルスナー」とヒット連発。特に「ラグニタス マキシマス」はダブルIPAの初期のスタイルを顕著に表すものとして知られ、ラグニタスは最も成功したマイクロ ブルワリーのひとつといわれています。
先日、オランダの大手ハイネケンが株式の50%を取得したというニュースが届きましたが、これまでとかわらないBreweryであってほしいです。