Cellarmaker
セラーメーカー
本当に飲みたい価値あるビールを毎日少量ずつ醸造。
スピークイージーの、気さくでセクシーなスタッフに「おすすめのブルワリーは?」と尋ねて訪れたのが、ここセラーメーカー。ここは全くノーチェック…というかこの時は知りませんでした!
どうやらこの醸造所で人気なのは、「Batch 1 Porter」というグッドバランス!な英国風ポーターと、「Hop Slangin’ IPA」というセレイアホップ(スロベニア産)の野生的でシトラスな風味のビールらしいのですが、残念なことにこの日のラインナップにはどちらもなし。
カウンターに行って、「ホッピーでジューシーなのが飲みたいんだよ~」とオススメを訊くと、「今日はDouble Dobisよ!絶対飲まなきゃダメよ!」とのこと。ならそれで。と、ダブドビってみました。
まず見た目に驚き。ザ アンフィルタード。白い…なんと濁り酒?なんだか可愛いぞ。しかし見た目の可愛さとは裏腹に、飲んだ瞬間舌と鼻に突き抜けるアロマのパワフルこと!なのに雑味も嫌みもない。フルーティーでジューシーでホッピー!ヤバイやつに出会ってしまいました。笑顔とともに出た一言が「うっま!なにこれ!」Double Dobisの魅力に完全にKOされてしまい、気付けばなんと「Double Dobis」は4杯目に突入…。本当にいいもの飲ませていただきました。
セラーメーカーは、ティム・シャシャ(Tim Sciascia)、コナー・ケイシー( Connor Casey)ら4人が立ち上げたブルワリー。彼らはサンフランの北部にあるマリン ブルーイング(Marin Brewing)で働いていたのですが、「本当に飲みたいと思う、思わせる価値あるビールを作ること」を目標にセラーメーカーを立ち上げたのです。大量生産はせず、少しずつ良いものを作る。初心忘れるべからず!な醸造所。うーん、だからこんなに美味しいし、地元の人も称賛しているのですね。
千鳥足でトイレへ向かうその途中、ガラスごしに彼らのコンパクトな醸造施設を見ることができました。壁には今仕込んでいるビールの名前がしっかりと書いてありました。ここで作ったものをすぐさまここで飲んでいるんだなあという幸せをまたかみしめました。トイレから戻ったら、もう一杯!