BALLAST POINT
バラスト ポイント
ブルワーたちの拠りどころ。
“Dedicated to Craft”は素晴らしい!
ストーンのWORLD BISTRO & GARDENSをあとに向かったところは、海をイメージしたラベルが印象的なバラスト ポイント。さっぱりと無骨な外観が、先ほどまで寛いでいたストーンとはまた対照的な魅力を感じさせます。
小さなテラス席を横目に中へ入ってみると、中は立ち飲みのブルーパブ。T-シャツ & ジーンズにキャップをかぶったアメリカン無頼漢たちが黙々とビールを傾けていました。
「バラスト ポイント」とは、サンディエゴにある港の名前だそうで、ビールの次に釣りが好き!という創始者たちの想いからその名前が付けられました。ロゴは、航海で使う測量器械の「六分儀」を表し、ラベルも専属のアーティスト ポール・エルダーが、釣りや魚、海に関した一貫したイメージでデザイン & アートワークを手がけています。そうしてもう一度店内を見回すと、一緒に来ていたラブラドールくんまで釣り人のパートナーのように見えてくるから不思議です。
バラスト ポイントは、サンディエゴのクラフトビールを代表するブルワリーのひとつですが、ブルワーたちのよき指導者にもなっています。Home Brew Martでは、自家醸造に必要なグッズやホップ、イーストを販売し、次世代のブルワーの育成にも積極的に取り組んでいます。知識や経験は人々と共有してさらに価値のある物になっていく。それが彼らのクラフトへの思いなのでしょう。
バラスト・ポイントの始まりは、UCLAに在学中から自家醸造に興味のあったジャック・ホワイト(Jack Whitem Pete)とユセフ・チャーニー(Yusef Chrney)との出会い。彼らは友人を介して、クラフト・ビールの講義で出会いました。看板ビールにスカルピンIPA 「Sculpin IPA」を掲げるバラスト ポイントは着実に成長し、これまでにサンディエゴに4つの店舗を出しています。
スカルピンIPAの他、ドラド DIPA「Dorado Double IPA」 やグルニオン ペールエール「 Grunion Pale Ale」 も人気です。お店ではビールの他に、バラスト ポイント オリジナルの蒸留酒も飲むことができます。この日は出来たて超フレッシュなスカルピンとハバネロスカルピン「Habanero Sculpin」をいただきました。ハバネロ辛っ!